祝鈴木教授と根岸教授のノーベル化学賞受賞
今日NHKのニュースを観ていたら、その研究の簡単な解説があり、鈴木章氏が生出演して受賞の喜びを語ってくれました。
私にとって特に印象に残ったのは、鈴木章氏の次のようなコメントでした。
「日本のような資源もエネルギーもない国では頭を使って勝負するしかない。重箱の隅を突くような研究をしてはいけない。日本は有機化学の研究者が多く輩出しており、多くの若者に理系に進んで化学の面白さに目覚めて欲しい。」
医学博士号を取得したと言っても、iPS細胞を確立した山中伸弥教授のように偉大な研究成果を挙げた訳でなく、重箱の隅を突いたような研究をしたに過ぎない私に偉そうなことは何も言えません(汗)。ただ理系の日本人の学者が多くのノーベル賞を受賞していることは、研究者にとって励みになります。
最近は医療崩壊の影響もあって、基幹病院に勤務する医師すら減っており、基礎研究に従事する医師は一層減少しているようです。私のような凡才は無理でしたが、優秀な医師出身の研究者は、山中伸弥教授のように臨床医学から基礎医学に転向して大いなる成果を発揮して欲しいものです。

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