開業(起業)で最も大切なファイナンス
開業を決めるまでは、銀行には定期預金などの預金や住宅ローンの設定、投資信託の申し込みなどの依頼はしても事業としての利用はしていません。
事業を行う上で最も大切なのはファイナンス(資金調達)でしょう。
勤務医が開業に踏み切る方法には種々あります。しかし、美容外科医業界でよくあるような、いわゆるチェーン店の店長(院長)のような方式ではなく、自分で一から資金の借り入れを行って事業計画を練ると経済・金融の根本の仕組みを理解することにつながります。借り入れというのは、当然のことながらリスクを伴うことであり、大いなる責任と期待感・不安感等が同時に襲ってきます。
医師の開業でも親族からの継承であれば、改装のみで済むため借入金も少なくてローリスクだと思われます。私のように親が医師でなく、サラリーマン家庭で、国立大学出身の勤務医はファイナンスに苦労するものです。
私が今度開業するドクターズビレッジでは、土地・建物はスケルトン貸しの賃貸という形式のため開業資金が嵩まないという利点があります。現在は土地の新規購入まで含めた開業形式は、都会では減っているようです。
事業計画書の変更をする際、自己資金を増やすために虎の子の現物資産の売却をすることにしました。
開業を決めてからは、株式・債券・為替・現物(石油・ゴールド等)の動向により一層注意を払うようになりました。現在は未曾有の不況で今後更に悪化していくと言われています。賃貸料が下がっているためチャンスであるとの見方もありますが、こんな時期に開業に踏み切るのは大きな賭けであると感じています(滝汗)。

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