クリニックの住所決定と「御影」への想い

今日の建築会社との打ち合わせで、私が開業するクリニックの住所が正式に「御影2丁目32-12」と東灘区の役所で決定したことが伝えられました。
こじまレディースクリニックのホームページでは、まだ正確な番地を記せていなかったので嬉しい限りです。
そもそも何故に御影の地で開業しようと思い立ったかということに関しては、私の昔からの思い入れがあります。
他に高校生時代に古典の名作「源氏物語」に魅せられたことも、京都大学受験に踏み切った大きな要素となりました。
「源氏物語」は、「アンナ・カレーニナ」「カラマーゾフの兄弟」「レ・ミゼラブル」と並んで、今でも私の好きな4大大作の一つです。
何時読んだかは憶えていないのですが、谷崎潤一郎著「細雪」を読んだことが、阪神間に居住することへの憧憬を引き起こしました。
「細雪」には阪神間の名所が数多く登場します。特に芦屋川、夙川付近の引用が多い気がしますが、谷崎潤一郎氏が「細雪」の執筆をしたとされているのが、谷崎潤一郎旧邸「倚松庵」です。
この旧邸は私の住居からも近く、いつもランニングをしている住吉川の近傍にあります。
御影という街に関しては、主人公の一人である妙子が阪神御影駅近くの蒲原病院に入院したことが紹介されています。(実在したか否かは不明ですが...)
また、「阪急御影の桑山邸にレオ・シロタ氏を聴く小さな集りがあって」と本文中にあるように、阪急御影の豪邸でピアノの演奏会が開かれていたことが紹介されています。
このように、阪神間有数の住宅地である住吉に住んで御影で開業できることは、嬉しいことでもあり、有り難いことだとも思っています。
腰を据えて頑張りたいと思いますので、どうか宜しくお願い申し上げます。

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