「母と子の上田病院」内覧会
「母と子の上田病院」は、理事長先生が直々に書かれた病院の紹介記事に拠れば、昭和23年創立で今年64周年となります。初代院長先生の急逝や少子化の波、阪神大震災等の苦難を乗り越え、今年めでたくグランドオープンとなりました。
私は以前こちらの病院で当直のお手伝いをしていたことがあります。ホームページの冒頭で記載されているように、以前から「従来の医療常識にとらわれない患者様中心の医療」を展開されています。去年病院の名称に「母と子の」と銘打ったように、妊婦様とお子様に対する配慮で溢れています。
病院に車で着くと、まずは立派な立体駐車場に驚かされました。以前あちこちに点在していた駐車場と違い、雨が降っても濡れずに院内に入ることができます。
1階の小児科外来から7階のガーデンホールまで、若先生に案内して頂きました。産婦人科・小児科関係の多くの先生方が来られていて、私はいつもお世話になっている産婦人科の先生方と一緒に院内の見学をしました。
院内はスタイリッシュなセンスに満ち溢れ、細部に至るまで患者様に対する配慮が感じられます。またセキュリティ管理にも苦心が凝らされていて、最新設備でありながら心のこもった病院の素晴らしさに感嘆させられました。
予備も含めて、分娩用のLDRルーム(L=Labor(陣痛)、D=Delivery(分娩)、R=Recovery(回復)を同一の部屋で行うシステム )は5つもあります。これなら多くの妊婦さんが寛いで出産することができます。
ヒーリングルームやガーデンホールも見事で、「都会のオアシス」にあっては身も心も癒されるような気がします。
院内は生花で溢れていました。私のクリニック開院前の内覧会の際には、写真のような立派なお花を届けていただいていたので、私も今回、ささやかながら「二楽園」さんに頼んでお花を届けてもらいました。
少子化の時代を迎えて久しい今日ですが、医療環境の過酷さから出産を取り扱う産婦人科医が激減し、各地で分娩施設の閉鎖による産科医療崩壊が発生し、「出産難民」という言葉も定着してしまいました。
私のクリニックがある東灘区でも、この春に2つの病医院が分娩の取り扱いを停止します。このような時代に、三代目にあたる一族の若先生達が病院に新しい風を吹き込み、伝統を維持しながら世代交代できるのは羨ましくもあり、素晴らしいことだと感じます。
若先生のお二人はそれぞれ、ゴルフとマラソンが趣味のようです。これは私と一緒なので(苦笑)、公私ともにこれからもお付き合いさせて頂きたいと考えております。
院内の素敵な雰囲気は、写真を撮ってこのブログで紹介しようかと考えていたのですが、私の場合、撮影技術が余りにも拙劣です(滝汗)。病院にご迷惑を掛けては申し訳ないので、今回は控えさせて頂きました。
神戸で出産をご希望の方には、是非お勧めしたい病院です。

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