子宮頸がん予防ワクチン~ガーダシルの説明会(追記あり~助成制度の1年間延長のお知らせ)
東日本大震災・原発被災など、この1年間で本当に多くのことがありました。それでも何とか1年間無事に診療を続けることができました。
これからも地元の皆さまに愛されるクリニックを目指して頑張っていきますので、よろしくお願いします。
今日は子宮頸がん予防ワクチン~ガーダシルの説明会をクリニック内で開いてもらいました。

このガーダシルは従来から置いてある、サーバリックスとは異なり、⬆の図のように4価ワクチンであることが特徴です。
前回のブログ上では、神戸市のホームページを参照して、ガーダシルの方が副作用が強いのではないかとの記載をしました。今回担当者から示されたデータに拠れば、
1)ガーダシルは子宮頸がん予防ワクチン全世界のシェア約8割を占めており、それ故に副作用報告も多くなる。使用症例が少ないと、統計学的に有用な副作用報告は出てこない。
2)失神・疼痛等の主たる副作用報告に関しては、統計的有意差はないが、ガーダシルの方が軽微である。
とのことでした。
効果が同等で、4価ワクチンであり、副作用が軽微となれば接種が推奨されます。
まだ確定的ではありませんが、今年4月からも子宮頸がん予防ワクチンに対する公的助成は継続される方向のようです。
そのため今後当クリニックでは、サーバリックス・ガーダシルの2種類共に常備しておくことにしました。ただし在庫の問題があるため、接種をご希望の方は事前に電話で予約されることをお願いいたします。
(追)平成24年2月9日付けで、子宮頸がん予防ワクチンの公的助成が1年間延長の見通しであることが、神戸市のホームページで公表されました。⬇をクリックしてみて下さい。
子宮頸がん予防ワクチン接種費用の助成制度の1年間の延長を準備中です
<以下引用>
現在実施している子宮頸がん予防ワクチン接種費用の助成制度は、平成24年3月31日で終了する予定でしたが、国の助成制度が平成24年度も延長して継続されることとなったため、神戸市においても引き続き平成24年度(平成24年4月1日~平成25年3月31日)も、全額公費負担で接種を受けることができるよう準備を進めています。
平成24年度の助成制度の対象者は、平成24年度に中学1年生~高校1年生相当の年齢(平成8年4月2日~平成12年4月1日生)の女性となりますが、特例措置として、平成24年度に高校2年生相当の年齢(平成7年4月2日~平成8年4月1日生)の女性については、平成24年3月31日までに本助成制度を利用して1回目または2回目の接種を受けている場合に限り、平成24年度中の接種も助成対象となります。
<引用終了>
以上のことから、現在高校1年生でまだ子宮頸がん予防ワクチンを済ませておられない方は、今年の3月31日までに1回目の接種を受けられることをお勧めします。

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