fc2ブログ

花組大劇公演‘ファントム’観劇

E58699E79C9F-2回

 昨日は、久しぶりに電車で宝塚に行って、花組大劇公演‘ファントム’の観劇をしました。

 ファントムの観劇は、たかはなコンビの2004年 宙組公演、おさあやねコンビの2006年 花組公演に次いで3度目の観劇となります。

 参考までに、追記でこのブログ記事の後半に、2006年花組大劇公演‘ファントム’観劇レポを記しました。かなり独善的な内容なので、興味ある方だけご覧下さい(汗)。

 今回の舞台は、花組から宙組に移籍していた、蘭トムの花組への復帰&トップ就任公演です。

 連休の最終日ですが、残念ながら満席とはなっていないようでした。私は1階S席の最後部からの観劇でした。

 この題目では原作で記されているように、主役のエリックとクリスティーヌとに天使のような美声が求められます。今回の舞台では、蘭蘭コンビが頑張ってはいましたが、歌の点では今ひとつでした。

 前回の花組公演では、主演のエリックを演じたオサの美声と苦悩に満ちた演技とが印象的でした。今回の蘭トムの演技では、第2幕でキャリエールに接した際の少年のような純真な演技が魅力的でした。この解釈は作品の内容理解に役立ち、他の役者さんとのバランスも取れて良かったように思われます。

 前回の観劇レポで取り上げましたが、本来エリックは残忍な役柄となっています。ただ宝塚的にはこのように親子の愛情を掘り下げた設定の方が好感を呼ぶのでしょう。

 クリスティーヌを演じたらんさんは、頑張ってはいたのですが、スポニチの解説に拠れば、新人公演でクリスティーヌを演じた実咲さんの方が歌唱力でも演技力でも絶賛されたようです。
 
 キャリエールを演じたそうやフィリップを演じたみわっちはそれぞれ適役だったように思われます。

 違和感を覚えてしまったのが、カルロッタを演じた、いちかさんです。このカルロッタ役はたきさん(出雲綾)のイメージが強く残っています。いちかさんは、私には「明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴」の少年探偵団長の小林少年のような可憐なイメージが強く残っているせいか、妖艶さをあまり感じられませんでした。

 最後の結末を観るのは3度目となりますが、何度観ても感動的です。久しぶりの観劇でしたが、十分楽しむことができました。

 次の観劇は、10月のとうこさん主演「アントニーとクレオパトラ」です。「MITSUKO」の名演に次いで、この舞台も非常に楽しみです。


にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 神戸情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 病気ブログ 女性・婦人科の病気へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ
(参考)2006年花組大劇公演‘ファントム’観劇

 25日は花組大劇公演‘ファントム’を観劇するために宝塚に向った。

 かなりの大雨ではあるが、大劇場の中は満員である。それでも当日券が余っているとのアナウンスがあった。前回の宙組公演の際は超人気を誇ったが、今回はそうでもないのだろうか。

 今回の‘ファントム’の観劇は宙組公演に次いで2度目である。映画版‘オペラ座の怪人’も観たし、小説‘ファントム’も読破したので予習は充分だったが、何となく色々と比較してしまって感情移入が難しかった。

(注:ここからはかなり内容を具体的に紹介しますので、ネタばれを嫌がる方は、私の下手な解説とは言え、読まないことをお勧めします)

 今回は新たに花組娘役トップに就任したあやねのお披露目公演でもある。天使のような美声を持つクリスティーヌをどう演じ、また歌いこなすかが注目された。今の花組ではトップのオサと2番手のゆみこさんの歌唱力が秀でているので、かなり期待を持って公演に臨んだ。ただ残念ながら、前回の宙組のときの方が全体としての印象では良かった気がする。それは次のような理由による。

 主演のオサは非常に繊細で傷つき易いエリック(ファントム)を演じていた。美声が劇場内に響き渡り、エリックの苦悩を上手く表現しいていた。ただ本来エリックには極めて残忍なところがある。宝塚の舞台では陰湿なところや悲惨なところを隠蔽するのが普通だが、余りにもそれが欠けている気がした。

 それは特にマスクによく表れている。エリックの顔というのは小説「ファントム」に拠れば、

‘一面に青い血管が浮き出た、薄く透き通った皮膚の下からは、頭蓋骨がすっかり透けて見えてしまう。落ち窪んだ目は左右不釣合いで、口は原型をとどめず、鼻があるべき所には恐ろしい穴がぽっかり口を開けている。’

 およそこの世の者の顔とは思えず、死人のような顔立ちとされている。しかもエリックは逆子(骨盤位)で分娩という設定になっている。私は産婦人科医としての過去の経験から今まで数多くの奇形児を見てきたが、これほどの症例に出会ったことはない。コレラによる影響が示唆されるが、知能が低下しているのではなく、むしろ天才的なまでに芸術的感性に恵まれれているというのも非現実的である。もっともフィクションだからこんなことを真面目に考えるのが可笑しいのかもしれない。

 それでも前作の宙組で演じたたかこさんのマスクの方が大きかった。オサのマスクでは怪人特有の奇怪さが全く伝わってこない。ただオサの演じたエリックはやはり歌唱力が抜群で、観劇後にはオサの美声だけが頭に残ったくらいである。そのためか私としては珍しく観劇中に睡魔に襲われそうになった(汗)。

 次に主演のオサ以外のキャスティングが今一つであった。前作ではキャリエールをじゅりが、フィリップをとうこさんが演じ、それぞれ素晴らしかった。またクリスティーヌをお花さんが演じたため、初々しさはなかったが、演技・歌は抜群であった。

 キャリエールを今回ゆみこさんが演じ、歌は上手いのだが、どうしても影が薄い。エリックの実の父としての存在感に欠けている嫌いがある。またフィリップを演じたまとぶんはそれなりに気品はあるのだが、前作がとうこさんだったせいもあり、比較にならなかった。(尤もとうこさんファンの私は宙組版を観劇しながら、とうこさんがエリックを演じていたら良かったのになあとばかり思っていた。全く関係のない話だが、とうこさんの星組トップ就任内定を祝福したい)

 あやねは歌の特訓の成果からか、高音は聞ける歌声になっていた。ただこれは、あの男役のあさこさんが「エリザベート」の主演である娘役を演じることが決まり、果たして本当にあの高音を歌えるのかとファンの誰もが心配になり、その特訓の成果に誰もが安堵の息を漏らしたのとは少々性格が異なる。クリスティーヌに求められる天使の声には程遠い。これは、月組のかなみん(みほこさん)とか宙組のたっちんとかに演じて欲しかった。ただ娘役トップとしての初々しさはあり、その点だけは評価できた。

 もう少し上演回数が増えればこなれてくるのだろうが、どうも私の観劇の印象では今回はあまり名作とは思えなかったのが残念である。

 今度は9月に劇団四季の「オペラ座の怪人」の観劇予定でいる。設定・内容がかなり異なるのでまた感想が違ってくると思う。宝塚2作、劇団四季、映画のどれがベストとなるか楽しみにしている。
スポンサーサイト



テーマ : スミレ話@宝塚歌劇団
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

非公開コメント

お久しぶりです

 大変お久しぶりです。実は私、16日に「ファントム」を見ました。正直、蘭とむさんにこの演目は合っていないように思えました。最近の歌劇団は短いサイクルでの再演が多いですが、見る方も演じる方も、まだ前回公演の印象が濃く残っており(「ロミジュリ」もそうでした。)、必ずしも好結果を生むとは限らない気がします。蘭とむさんは観客の心に訴える歌唱力が足りなかったかなあ。一花ちゃんも小粒でしたね。

 プラセンタの錠剤を飲み始めました。(注射も興味はありますが、なかなか病院に行く時間が取れません。)1日8錠ですが「継続は力なり」を目指したいです。

りんごさん大変ご無沙汰しております。

コメントありがとうございます。

今回の「ファントム」の観劇に関しては、私も前2回の舞台のイメージが強く残っていたため、どうしても比較してしまいました。蘭トムさんのエリックの表現は面白いとは思いますが、観客からの評価は分かれるでしょうね。

たきさんのカルロッタが余りにもはまり役だったため、これを健気に演じるいちかさんが可哀想にすら思えてしまいました。

プラセンタは健康に良いですよ。毎週3回プラセンタの注射を受けて、かつ毎日プラセンタの内服をしている私のような「男性」はあまりいないように思われます(汗)。

こんにちは

先生 ご無沙汰していました。
先生に「宝塚!」を叫びながら、私といえば、今回のファントムはおろか・・どうも最近は花組・月組を観劇せずにおります。食指がうごかないのは更年期のせいか?作品のせいか?お財布のせい?か定かではありませんが・・・。観劇を増進する良いお薬があるでしょうか(笑)

華笑さん大変ご無沙汰しております。

コメントありがとうございます。

私も以前のように全組観劇する意欲はなくなってしまい、作品を絞って観劇しております。

最近の若手の生徒さんは全くわからなくなってしまいました。当クリニックでサーバリックスの注射を受けた中高校生さんの中から宝塚音楽学校に入学される方がおられれば、応援していきたいと思っています(笑)。
sidetitleプロフィールsidetitle

小島謙二 (ペンネーム:晴走雨読)

Author:小島謙二 (ペンネーム:晴走雨読)
神戸市東灘区在住の産婦人科開業医。昭和38年生まれ。昭和63年京大医学部卒。医学博士。水瓶座。血液型はO型。
財団法人田附興風会医学研究所北野病院・神戸市立医療センター中央市民病院等の勤務を経て、2011年2月7日に神戸市阪急御影駅徒歩7分の御影ドクターズビレッジ内に、こじまレディースクリニックを開院しました。

産婦人科全般を扱ってきておりますが、専門は生殖内分泌・不妊・腹腔鏡下手術です。詳細は当ブログのプロフィールの欄をご覧下さい。

趣味はマラソン・観劇・ゴルフ・読書・筋トレ・サウナ&温泉・マッサージと多彩です。

観劇の世界では、以前は宝塚歌劇団がメインでしたが、劇団四季からストレートプレイまで幅広く対象にしております。

マラソンのベストタイム
フル:3時間22分45秒(平成18年篠山)
ハーフ:1時間28分49秒(平成19年大阪市民ハーフ)
5km:19分16秒(平成20年尼崎記録会)

ゴルフ:ホームコース~六甲国際ゴルフ倶楽部 オフィシャルHC25

女性の様々な悩みに真摯に向き合い、女性の健康維持とQOL(Quality of Life)の向上~アンチエイジングに努めたいと考えております。

どうか宜しくお願い申し上げます。

sidetitleカレンダーsidetitle
12 | 2023/01 | 02
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
sidetitle最新記事sidetitle
sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle最新トラックバックsidetitle
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitleアクセスランキングsidetitle
[ジャンルランキング]
ヘルス・ダイエット
146位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
アンチエイジング
43位
アクセスランキングを見る>>
sidetitleブロマガ購読者数sidetitle

現在0人が購読中です

ブロマガ一覧を見る

sidetitleFC2ブログランキングsidetitle

FC2Blog Ranking

sidetitle検索フォームsidetitle
sidetitleRSSリンクの表示sidetitle
sidetitleリンクsidetitle
sidetitleブロとも申請フォームsidetitle

この人とブロともになる

sidetitleQRコードsidetitle
QR