体外受精の培養液に関する記事
体外受精培養液に有害な化学物質…遺伝子に影響
<以下引用>
不妊治療の体外受精で使われる培養液に、母親の血液の10~100倍の有害な化学物質が含まれることが、厚生労働省研究班の調査で分かった。
毒性が確認されている濃度の1000分の1程度だが、マウスの細胞を使った実験では、この濃度以下でも遺伝子の働きに影響を与えることが確かめられた。研究代表の牧野恒久・有隣厚生会東部病院長(静岡県御殿場市)が27日、香港で開かれる生殖医療の国際学会で発表する。
研究班は、受精卵や精子の保存などに使われる培養液60種類について、有害性が指摘されている化学物質の濃度を分析した。
(2011年5月22日10時50分 読売新聞)
<引用終了>
不妊治療で体外受精の治療を受けている患者さんに対して、不安を煽るような記事だと思われます。
不妊の患者さんに対して、上記の有害な化学物質を含んだ培養液を用いた体外受精を行い、結果として流産・染色体異常等になる確率の上昇が有意差をもって認められるのであれば、そのリスクを説明する必要があります。ただこの記事だけでは何とも言えないと思われます。

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