当クリニックで取り扱う診療内容
婦人科疾患
1)子宮がん検診~当クリニックでは、当クリニックは神戸市の子宮頸がんの検診の指定医療機関に認定されております。当クリニックの子宮頸がんの検診においては、LBC法(液状処理細胞診標本)を採用しております。子宮頸がんに対してハイリスクなHPV核酸同定検査を同時に実施することが可能です。子宮頸がんとHPV核酸同定検査とを同時に実施した場合には、子宮頸がんの検査料以外に自費で6300円いただきます。
子宮体がん検診は、子宮の内膜を採取する検査で、検査時に少々の痛みを出血があります。検査をご希望の患者さまと不正出血などの症状がある患者さまに検査をしますが、ご希望の患者さまに対する検査は自費となります。症状があって検診をご希望の方には、原則として子宮頸がんとは別の日に検査をさせて頂きます。
2)子宮頸がん予防ワクチン~サーバリックス
子宮頸がん予防ワクチンであるサーバリックスは、本年1月1日より下記のように、接種時に神戸市に在住の中学校1年生から高校1年生相当の年齢の対象者の女性に対して助成されることになりました。当クリニックはサーバリックスの契約医療機関となっており、接種料金の全額が助成されます。
1.助成実施期間
平成23年1月1日から平成24年3月31日までの期間中の接種が対象です。
上記期間外の接種については、助成の対象にはなりませんのでご注意ください。
2.助成の対象となる方
以下の要件をすべて満たしていることが条件になります。
●接種時に神戸市に住民登録または外国人登録がある
●接種時に中学校1年生から高校1年生相当の年齢(以下の一覧表をご参照ください)
保護者の所得制限はありません。
助成対象年齢の一覧表
◆平成22年度(平成23年1月1日~平成23年3月31日)の接種の場合
学年
対象者の生年月日
中学校1年生相当
平成9年4月2日~平成10年4月1日
中学校2年生相当
平成8年4月2日~平成9年4月1日
中学校3年生相当
平成7年4月2日~平成8年4月1日
高校1年生相当 ※
平成6年4月2日~平成7年4月1日
※平成22年度に高校1年生相当の年齢の方は、平成23年1月1日から同年3月31日までに1回以上接種した場合に限り、平成23年度(平成23年4月1日~平成24年3月31日)の接種についても助成を受けることができます。
3)子宮筋腫・子宮内膜症・卵巣腫瘍のチェックとフォローアップ
診察と最新の超音波機器を用いて上記の婦人科疾患の診断をいたします。必要に応じて、腫瘍マーカーの血液検査を実施し、近隣の施設に紹介して骨盤MRIの検査を実施します。
子宮筋腫・子宮内膜症の患者さまで軽症の方には、GnRHアゴニスト(リュープリン)の注射、ルナベル・ディナゲスト等のホルモン剤や漢方薬の処方、対症療法としての痛み止めの処方などの治療を、患者さまの症状とご希望に合わせてさせて頂きます。
重症の患者さまで、腹腔鏡手術や開腹術が必要な患者さまには、院長が在籍していた、神戸市立医療センター中央市民病院の産婦人科の専門医を紹介させて頂きます。
また、手術後の定期的な検診(超音波検査や血液検査を含む)も必要に応じて当院で実施させて頂きます。
4)性行為感染症(STD)の診断と治療
クラミジア・淋菌・外陰部ヘルペス・真菌(カンジダ)・トリコモナス・細菌性膣症に関しては主としておりもので検査を行い、疾患毎に投薬をします。
HIV・梅毒・B型肝炎に関しては血液検査を実施します。
尖圭コンジロームは、子宮頸がんと同様にHPVの感染によって発症します。軽症の患者さまにはクリームを使用し、重症の患者さまには麻酔下に切除いたします。
5)子宮脱・子宮下垂・尿失禁
軽症の患者さまにはペッサリー(ウォーレスリング)を膣の中に入れてQOL(生活の質)が改善するかどうか経過をみさせて頂きます。また排尿でトラブルがある患者さまには(頻尿・乏尿・排尿困難など)投薬をさせて頂きます。
重症で日常生活に支障が生じている患者さまには手術が必要となりますので、専門医がおられる医療機関を紹介させて頂きます。
産科(妊婦健診)
当院には入院施設がなく、残念ながら分娩を取り扱っておりません。夜間帯の時間や日曜・祝日の診察に対応することが困難です。
そのため、基本的には分娩されるところでの妊婦健診をお勧めしております。里帰り分娩予定の方も近くの分娩を取り扱っている施設での妊婦健診をお勧めしています。当クリニックからは、上田病院・パルモア病院・神戸市立医療センター中央市民病院産婦人科を提携病院として、紹介させて頂きます。
当院での妊婦健診を御希望であれば、まずは上記の分娩施設で分娩予約をされることをおすすめしています。
診療時間外で連絡が取れないときや、夜間の対応が困難なときには、院長が以前勤務しており、連携登録医となっている神戸市立医療センター中央市民病院を受診されることを御理解頂いた上で、健診をさせて頂きます(ただし神戸市立医療センター中央市民病院に紹介状を送付するのが、救急外来等での診察が済んで後日になってしまうこともございます)。健診をするのは妊娠32週くらいまでとさせて頂きます。
当院では画質に定評のある、GEヘルスケアの最新型の4D超音波検査が常備されております。患者さまの希望に応じて赤ちゃんの画像を録画してお渡ししております。妊婦健診で利用させる場合には特に費用はかかりませんが、4D超音波検査のみご希望の方には自費で4200円頂きます。
なお、当クリニックでは新品のCD・DVD・USBメモリーを準備しております。録画してお持ち帰りを希望される妊婦さまには、別途料金を頂きます(それぞれ420円、630円、1080円となります)。CD・DVD・USBメモリーをお持ち込みの場合には、ウイルス対策の観点から新品の使用に限らせて頂きます。
日帰り手術
当院で実施可能な日帰り手術は以下の通りとなります。
1)バルトリン腺造袋術(バルトリン腺の穿刺・吸引・切開・排膿に関してはすぐ実施できます)
2)尖圭コンジローマや子宮頚管ポリープ切除術
3)子宮内膜ポリープ切除・子宮内膜掻爬術
4)流産手術(妊娠3ヶ月まで)
5)人工妊娠中絶(妊娠11週6日まで)
当院では、患者さまの疼痛と負担の少ない吸引法を採用しています。費用は妊娠7週6日までの患者さまには105,000円、妊娠8週0日から妊娠11週6日までの患者さまには126,000円頂きます。なお、血液検査は別費用で10,500円となります。
日帰り手術の麻酔に関しては、呼吸抑制の少ない麻酔薬を用いた静脈麻酔方式(点滴から薬を注入して痛みをとって寝てもらいます)で実施します。

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