緊急避妊薬「ノルレボ」について
従来からの方法としては、ヤッペ法による処方が主として行われていました。これは、プラノバールを72時間以内に2回飲む(クリニックで処方されてすぐ内服し、12時間後にもういちど内服する)ものです。ただし、この方法では吐き気等の副作用が多くの方にみられるのが問題でした。
仏で開発され、「ノルレボ」という名で欧州、韓国など約60カ国で販売されている緊急避妊薬の治験が、年内に始まるようです。
この告知を見ると、厚生労働省は年内にも販売を承認する方向のようです。
この「ノルレボ」は、私が以前のブログ「経口避妊薬(oral contraceptives :OC)その1」で解説したように、第1世代よりも排卵抑制活性が強い第2世代のプロゲスチンとして開発された、レボノルゲストレル(LNG)の商品名です。この「ノルレボ」の1回の内服の方がヤッペ法よりも避妊効果は高いとされています。
選択肢の一つとして、是非とも販売が承認される方向になって欲しいものです。

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