蜂群崩壊症候群(CCD)の原因はウイルス&真菌感染か?
日本においても、以下のようなケースが報告されています。
中日新聞 <ミツバチの沈黙>(1) 失踪・大量死、突然に
ミツバチ集団失踪の怪。兵庫でも一夜にして数百万匹が消える
ミツバチは植物の受粉に欠かせないものです。
事実かどうか判りませんが、一般相対性理論等の提唱で有名な、故アインシュタイン博士は、
「もしハチが地球上からいなくなると、人間は4年以上は生きられない。ハチがいなくなると、受粉ができなくなり、そして植物がいなくなり、そして人間がいなくなる」
If the bee disappears from the surface of the earth, man would have no more than four years to live. No more bees, no more pollination, no more plants, no more man.
と語ったと言われています。
CCDの原因はこれまで不明でした。栄養不足や栄養失調・殺虫剤・抗生物質とダニ駆除剤・病原菌と免疫機能不全説・気候の変化・電磁波の放射等が考察の対象とされ、研究されてきました。
今日の下記のニュースに拠ると、CCDの原因がウイルス&真菌感染であり、低温で湿度の高い場合に急増し、ハチが栄養をとる邪魔をするためではないかという説が発表されました。
世界各地でミツバチ大量死 米軍などミステリー解明の糸口
ヒトにおいては、ウイルス感染と真菌感染による免疫機能不全の例としてAIDSがあります。AIDSの診断基準には、HIV抗体検査での陽性と指標疾患の合併が挙げられていますが、真菌症は重要な項目の一つです。
AIDSの診断となる指標疾患の一つには浸潤性子宮頸癌があり、これは私が先日「子宮頚がん予防ワクチンに関する文献の紹介」で取り上げたように、HPV16&HPV18 が大きく関与しています。
ウイルス感染も真菌感染も単独で重篤な疾患を引き起こすことはなくとも、抵抗力が落ちている状態で双方に罹ると生命に関わることになりかねません。
極力健康に留意して身体の免疫力を高めると共に、悪質なウイルス感染を排除するか、感染を予防する必要があるものです。

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