バミュ先生の嘆き
毒舌ドクターBermudaの三角形な気持ち
バミュ先生は埼玉県熊谷市の出身なので、私の高校の後輩ではないかと考えています(確認はしていませんが)。
バミュ先生は米国への留学が決まり、多忙な生活を送られています。ふと昨日の下記の記事が、目に留まりました。
最後の患者
職場での最後の診療の日に癌の患者さんとそのご家族からセカンドオピニオンを求められたようです。受診している基幹病院では待ち時間が長く、外来担当医がたびたび席を外し、そのことが許せないようです。
悲しいほどの医師と患者さんとの意識の隔たりの深さ。。。
バミュ先生は下記のような文章で締めくくっています。
<以下引用>
患者さんが
僕らの状況を必ずしも把握する必要があるとは
思いませんが
患者さんの不利益にもなっている
現状が
いつまでも
改善されないままなのは
どういったわけなんでしょうか。
このブログを書いている間だけでも5年が過ぎました。
マジメに働いている人間が
バカを見るような
状況をたくさん見ています。
産婦人科医の
人気がないのは仕方がないでしょう。
<引用終了>
バミュ先生が留学前に診た患者さんとそのご家族に対する嘆き、これを見て私は何故か「源氏物語 夢浮橋」の結びを思い出しました。
自殺を図るも救助されて出家した浮舟と薫との間に広がる断絶の闇は深いものです。「以心伝心」との言葉はありますが、悲しい哉、人と人とが本当の意味で心で結ばれるのは本当に難しいことだと作者の紫式部は暗に語っているのかもしれません。
医師と患者との間でも心の疎通を図ることは難しい...
私は今度小さなクリニックを立ち上げるにあたって、できるだけ患者さんのことを理解し、また患者さんから理解されるような医師でありたい、と願っております。

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