4D超音波画像 partII~綺麗な顔の描出の難しさ
実際の臨床では、3次元の胎児画像の動画(4D)を患者さまのご希望に応じて、DVDかUSBに記録して患者さまに提供しております。
以前のブログで紹介しましたが、当クリニックの4D超音波機器は、画質に定評のあるGEヘルスケアの4D経腹超音波~Voluson E6です(なお、内診室であるroom Aには経膣超音波~LOGIQ A5が置いてあります)。
この機器では4D超音波の動画の保存に関して、録画時間が17秒以内であれば画像がハードディスク内に自動的に入力されます。そのため、後日にまとめて動画をDVDやUSBに記録したり、カラープリントで印刷することが可能です。
超音波機器が直接電子カルテや画像ファイリングシステムと連動しているため、ウイルス対策としてこれまでは毎回新品のCD・DVD・USBを使用していたのですが、当クリニックで毎回健診を受けられている妊婦さまには、最後にまとめて画像を記録して提供することにしました。ただし、4D超音波検査のみの希望の妊婦さまには、検査毎に記録するようにしています。
実際の動画を紹介したいところですが、このブログ上では、画像のサイズの関係から静止画像しか紹介できないのが残念です。

23週の胎児の顔です。可愛く映っているように思えます。



同じ胎児の別の3枚の画像です。画質の解析度が高すぎて、解剖の教科書を見ているような印象すら抱き、可愛いという次元を超えているような気がします。

16週の胎児です。動画をお見せできませんが、可愛い全身運動を見る事ができました。
従来の3Dの静止画像においては、26週くらいで胎児の顔を見るのが良いとされてきましたが、動画で4Dを見るのであれば、20週くらいまでの中期の方が良いようにも思われます。
顔などの身体の一部だけに注目するのか、全身像を見たいのか妊婦さまのご希望によって、4D超音波検査を受けるのに望ましい週数が変わってくる気がします。
画質が鮮明過ぎるのが難点のような気もしますが(苦笑)、4D超音波検査をご希望の方は当クリニックにご連絡下さい。検査に時間を要しますので、検査をご希望の方は原則的に事前に予約されるようにお願い致します。

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テーマ : 妊娠中期(5ヶ月~7ヶ月)
ジャンル : 結婚・家庭生活