放射能汚染から身を守る食事とは?
学会からの勧告を自分のブログで紹介しましたが、実際に50 ミリシーベルト(50,000 マイクロシーベルト)以上の被曝を受けた 40 歳以下の妊娠・授乳中女性にはヨウ化カリウム錠(50mg 錠)2 錠服用が勧められています。
日常ではどのような食事を摂ったらよいかという問い合わせに関して、以下の記事が参考になるので紹介しておきます。クリックしてみて下さい。
放射能汚染から身を守る為の知恵~塩、味噌が身を守る!
このブログ記事に拠れば、長崎原爆で被爆した、当時聖フランシスコ病院医長であった秋月辰一郎博士の助言から以下のことが推奨されています。
<以下引用>
「爆弾をうけた人には塩がいい。玄米飯にうんと塩をつけてにぎるんだ。塩からい味噌汁をつくって毎日食べさせろ。そして、甘いものを避けろ。砂糖は絶対にいかんぞ」
原爆の放射能から体をガードするには、塩が有効であることを推理したのだ。「味噌汁」の具は、「かぼちゃ」であった。のちに「わかめの味噌汁」も多くとったらしい。砂糖を禁じたのは、砂糖は造血細胞に対する毒素であり、塩のナトリウムイオンは造血細胞に活力を与えるという、彼自身の食養医学によってである。
★ 放射能の被爆から、体質的に体を防御する食べ物のまとめのキーワード:
自然醸造味噌、自然塩、ごま塩、玄米、玄米おむすび、味噌汁(具は、わかめ、かぼちゃなど)、わかめ、昆布、塩昆布、血液を守るために、白砂糖・甘いものは摂らない。アルコールも摂らないこと。これを徹底して実行すること。
<引用終了>
非常に示唆の富む有意義な記事だと思います。自然醸造味噌や自然塩、玄米などが良いというのは参考になります。
ただ実際の臨床に於いては、高血圧症や糖尿病など持病を有する患者さんもおられるため、上記のような食生活をすべての方に適用する訳にはまいりません。
ただアンチエイジング的食生活としても参考になると思います。
日本の伝統食や伝統的発酵食品には先人の智慧が詰まっています。うまく日常の食生活に取り入れていきたいものです。
(追)なお、以下のような文献も見つかったので紹介しておきます。
放射線を浴びる前にビタミンCの大量投与が効果的
(文献)
Yamamoto T et al: Pretreatment with Ascorbic Acid Prevents Lethal Gastrointestinal Syndrome in Mice Receiving a Massive Amount of Radiation. J Radiat Res (Tokyo). 2010 Mar 25;51(2):145-56.

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テーマ : 東北地方太平洋沖地震
ジャンル : ニュース