4D超音波機器の搬入&画像ファイリング・電子カルテとの連動

今日はGEヘルスケアの4D経腹超音波~Voluson E6と経膣超音波~LOGIQ A5の搬入がありました。
超音波の画像の取り込みはDICOM方式のため、画質は極めて良く、ビデオチャプターと違って取り込みでカルテを開く必要もなく、非常に楽です。
当クリニックでは極力ペーパーレスにする方針にしております。問診票の内容はiPadで取り込み、院内で実施する尿検査・血液検査(CBC)・多項目モニター(バイタルセンサー)の結果は、ID入力のみで電子カルテにデータが送信されるように業者に依頼しております。
身長・体重や血圧のデータに関しては、情報量が少ないので手入力することにしました。また、超音波骨密度測定装置も検査件数が少ないことが予想されるのと付属機器が高価となるので、データは手入力して検査データの用紙は患者さまに配布することにしました。
外注検査に依頼した患者さまのデータは、血液検査に関しては自動的に電子カルテ内に取り込まれますが、PDFファイルの形式で保存されてUSBカードで送られてくる病理検査や培養検査のデータは、1例毎に読み込む必要があります。
それでも操作がかなり簡略化されるようになりました。
4D超音波の動画に関しても、録画時間が17秒以内であれば画像がハードディスク内に自動的に入力されるため、最初にCDまたはDVDを入れておくだけで取り込んでくれて、時間を要するファイナライズの操作は不要となります。
それらの点を考慮して運用方法を考えていこうと思います。
ただ問題となるのは印刷量です。
たとえば、妊婦さんが里帰りされる場合に、紹介状として手渡す紙が一人当たり最低で5枚必要となります(紹介状・血液検査データ・超音波での胎児の成長曲線・子宮がん検診の結果・培養検査の結果)。
受け手側がパソコンを利用して、オープンにしていればメールの送信のみで事が足りますが、現実にはそうはいきません。
いくら当クリニックでペーパーレスに努めて場所を取らないように努力していても、印刷物はかなり多くなりそうです(苦笑)。

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