生理痛・生理不順・月経前緊張症候群(PMS)でお悩みの患者さまに
現在こじまレディースクリニックのホームページの準備中です。ブログ連動型も検討していますが、ブログ内で疾患の説明や診療内容の紹介を行い、ブログ記事を加筆・修正してホームページに反映させるつもりでいます。
ホルモン治療に関しては、極力個々の患者さまの年齢や症状・社会的立場(結婚の有無等)を考慮してテーラーメイド医療を展開したいと考えております。
以下は特に生理痛・生理不順・月経前緊張症候群(PMS)でお悩みの患者さまに対する解説です。
1)生理痛(月経困難症)でお悩みの患者さまへ
まず診察(内診)と超音波検査を行って、子宮内膜症や子宮筋腫のような疾患を合併していないか判断致します。ただし、お若い患者さまや診察(内診)を希望されない患者さまには超音波検査だけとさせて頂きますので、事前に問診の段階でチェックさせて頂きます。
特に子宮内膜症が見つかった患者さまには以下のような治療をお勧めします。
1: 軽症の場合~治療のために経口避妊薬(OC)のルナベルやディナゲストのような治療薬を処方するか、GnRHアゴニストであるリュープリンの注射をお勧めします。患者さまのご希望に応じて漢方薬の処方も用意してございます。
2: 重症の場合~腹腔鏡下手術や開腹術が必要となる場合、院長がかつて勤務しており、腹腔鏡下手術の実績で定評がある、神戸市立医療センター中央市民病院産婦人科外来に紹介させて頂きます。
特に婦人科的な疾患がない患者さまには、経口避妊薬(OC)の内服が有用となります(OCに関しては別項のブログ参照)。ご希望の患者さまには漢方薬や鎮痛薬の処方もございますので気軽にご相談下さい。
2)生理不順(月経不順)でお悩みの患者さまへ
患者さまのご年齢・ご結婚あるいはご予定の有無・挙児希望(将来的にお子さまが欲しいか)の有無等から総合的に判断し、患者さまのご希望に添う形で治療を行っていきます。
1: 初経(初潮)から間もない患者さまに対して
原則的に診察(内診)は致しません。生理痛に悩まされている患者様も含めて、経口避妊薬(OC)の内服が有効となります。ニキビに有効なタイプもあるので、個々の患者さまに対して有用な OCのご指導をさせて頂きます。お気軽にご相談下さい。
2): ご結婚中あるいはご予定があって将来的に挙児希望である患者さまに対して
診察で子宮内膜症等の疾患が発見された場合には、1)1:2:のように対応させて頂きます。
当クリニックオリジナルの基礎体温表を付けて頂き、排卵の有無の確認を致します。必要に応じて血液検査(ホルモン検査)も実施します。無排卵では妊娠することが難しいので、基本的には排卵を起こすような治療を行います(排卵誘発)。まずは排卵誘発剤を内服してもらいますが、注射が必要となるケースもございます。
拒食症(神経性食思不振症)やスポーツ性の無月経の患者さまにはホルモン検査を実施後、カウフマン療法と呼ばれるホルモン補充療法を数クール実施していきます(参考のブログ)。
多嚢胞性卵巣(PCO)の患者さまの場合、典型的には月経不順(無排卵症)、肥満、多毛等の症状を示します。血液検査を実施して、糖尿病等の合併がないかを確認し、ホルモン療法と漢方療法を組み合わせて排卵誘発を実施していきます。もしも腹腔鏡下手術による卵巣穿刺術(multiple puncture)が必要だと考えられる患者さまには、腹腔鏡下手術に定評のある神戸市立医療センター中央市民病院産婦人科外来に紹介させて頂きます。
3)月経前緊張症候群(PMS)や排卵痛(なかびの痛み)でお悩みの患者さまへ
月経や排卵前後に見られる、ホルモンの急激な変動を緩和する必要があります。一相性の経口避妊薬(OC)として、第1世代のルナベル・第3世代のマーベロン・第4世代のヤーズ等が適しています。患者さまの症状とご希望に合わせて処方させて頂きます(参考:経口避妊薬(oral contraceptives :OC)その2~使い分け)。

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ホルモン治療に関しては、極力個々の患者さまの年齢や症状・社会的立場(結婚の有無等)を考慮してテーラーメイド医療を展開したいと考えております。
以下は特に生理痛・生理不順・月経前緊張症候群(PMS)でお悩みの患者さまに対する解説です。
1)生理痛(月経困難症)でお悩みの患者さまへ
まず診察(内診)と超音波検査を行って、子宮内膜症や子宮筋腫のような疾患を合併していないか判断致します。ただし、お若い患者さまや診察(内診)を希望されない患者さまには超音波検査だけとさせて頂きますので、事前に問診の段階でチェックさせて頂きます。
特に子宮内膜症が見つかった患者さまには以下のような治療をお勧めします。
1: 軽症の場合~治療のために経口避妊薬(OC)のルナベルやディナゲストのような治療薬を処方するか、GnRHアゴニストであるリュープリンの注射をお勧めします。患者さまのご希望に応じて漢方薬の処方も用意してございます。
2: 重症の場合~腹腔鏡下手術や開腹術が必要となる場合、院長がかつて勤務しており、腹腔鏡下手術の実績で定評がある、神戸市立医療センター中央市民病院産婦人科外来に紹介させて頂きます。
特に婦人科的な疾患がない患者さまには、経口避妊薬(OC)の内服が有用となります(OCに関しては別項のブログ参照)。ご希望の患者さまには漢方薬や鎮痛薬の処方もございますので気軽にご相談下さい。
2)生理不順(月経不順)でお悩みの患者さまへ
患者さまのご年齢・ご結婚あるいはご予定の有無・挙児希望(将来的にお子さまが欲しいか)の有無等から総合的に判断し、患者さまのご希望に添う形で治療を行っていきます。
1: 初経(初潮)から間もない患者さまに対して
原則的に診察(内診)は致しません。生理痛に悩まされている患者様も含めて、経口避妊薬(OC)の内服が有効となります。ニキビに有効なタイプもあるので、個々の患者さまに対して有用な OCのご指導をさせて頂きます。お気軽にご相談下さい。
2): ご結婚中あるいはご予定があって将来的に挙児希望である患者さまに対して
診察で子宮内膜症等の疾患が発見された場合には、1)1:2:のように対応させて頂きます。
当クリニックオリジナルの基礎体温表を付けて頂き、排卵の有無の確認を致します。必要に応じて血液検査(ホルモン検査)も実施します。無排卵では妊娠することが難しいので、基本的には排卵を起こすような治療を行います(排卵誘発)。まずは排卵誘発剤を内服してもらいますが、注射が必要となるケースもございます。
拒食症(神経性食思不振症)やスポーツ性の無月経の患者さまにはホルモン検査を実施後、カウフマン療法と呼ばれるホルモン補充療法を数クール実施していきます(参考のブログ)。
多嚢胞性卵巣(PCO)の患者さまの場合、典型的には月経不順(無排卵症)、肥満、多毛等の症状を示します。血液検査を実施して、糖尿病等の合併がないかを確認し、ホルモン療法と漢方療法を組み合わせて排卵誘発を実施していきます。もしも腹腔鏡下手術による卵巣穿刺術(multiple puncture)が必要だと考えられる患者さまには、腹腔鏡下手術に定評のある神戸市立医療センター中央市民病院産婦人科外来に紹介させて頂きます。
3)月経前緊張症候群(PMS)や排卵痛(なかびの痛み)でお悩みの患者さまへ
月経や排卵前後に見られる、ホルモンの急激な変動を緩和する必要があります。一相性の経口避妊薬(OC)として、第1世代のルナベル・第3世代のマーベロン・第4世代のヤーズ等が適しています。患者さまの症状とご希望に合わせて処方させて頂きます(参考:経口避妊薬(oral contraceptives :OC)その2~使い分け)。

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