
昨日は午後からムラに行って、
星組大劇公演`ノバ・ボサ・ノバ’&`めぐり会いは再び’を観劇してきました。
宝塚には、
ヘアカラーリングとか
ゴルフのラウンドとかでほぼ毎月のように通っていますが、宝塚大劇場での観劇は久しぶりとなります。
大劇場の中に入ってみると、ロビーは大変な混雑振りでこの作品の人気の高さが伺えました。直前になってチケットを確保したため、席は2階の前列だったのですが、立ち見が出るほどの大盛況でした。
好評を博している今回の星組公演ですが、私も久しぶりに見て感動しました。特にミュージカルショーの`
ノバ・ボサ・ノバ’は素晴らしく、私の過去8年の宝塚歌劇観劇歴の中で最高のショーだったと思います。
今回は第97期生の初舞台も兼ねていたため、上演に先立って第97期生の口上が行われました。
1971年初演の`
ノバ・ボサ・ノバ’はブラジルのリオのカーニバルを舞台とした、ラテン・ショーの傑作とされています。ショーの神様と崇められた鴨川清作先生のこの作品は、宝塚歌劇の財産・宝とも言え、過去に何度もリバイバルされています。
今回この作品を演出したのは大ちゃん(
藤井大介先生)でしたが、魅力的な構成・ダンスの圧倒的な迫力・強烈な色彩感覚には惹き付けられました。終了後には「ビバ!サンバ!」のリズムがいつまでも余韻として残りました。
この作品の成功は、当然のことながら、主演の
ちえさんのカリスマ的な存在感・華・卓越したダンス・魅力的な低いボイスがあってのものです。この作品では、他にオーロ、マール、メール婦人の三役を夢乃 聖夏、紅 ゆずる、真風 涼帆の3名が役替わりで演じるのもポイントだったのですが、私はちえさんばかりに目がいってしまいました。
主演女優のねねは相変わらず可憐であり、れみは芸達者ぶりを披露していました。
また男役2番手のすずみんの演技には流石の安定感を感じました。
最近の宝塚では、組のカラーというものが消えつつありますが、以前は「
コスチュームプレイの星組」、「
ダンスの花組」、「
芝居の月組」、「
日本物の雪組」と呼ばれていたものです。この作品では、組のイメージカラーが青色である星組の華やかさが引き立つ作品で、「
コスチュームプレイの星組」と呼ばれる理由がわかる気がしました。
ショー好きな方には是非、この作品を観てもらいたいものです。宝塚のオールドファンの女性の方で、このショーを久しぶりに観られた方も多いようです。
一方、芝居の`めぐり会いは再び’は佳作で心暖まる作品です。内容・構成的にもバウ公演向けくらいの規模ですが、演出家の小柳氏の女性ならではの繊細な表現・演出に味わい深いものがありました。
お笑いあり、お涙頂戴ありの舞台です。歌手の平井堅作詞作曲の「LIFE is...」が名曲で、ちえさんが独唱でしっとりと聞かせてくれました。
芝居終了後のフィナーレに先立って、恒例の初舞台生のロケット(ラインダンス)がありました。満員の観衆と一体となって大いに盛り上がりました。
最近あまり観劇をしていませんでしたが、やはり舞台の演目と構成、演者が素晴らしいと惹き付けられます。また宝塚歌劇を観たくなってきました。ただし、次の観劇は星組を退団後に活躍を続けている、
とうこさん(安蘭けいさん)主演のミュージカル「
MITSUKO」の予定です(苦笑)。
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テーマ : スミレ話@宝塚歌劇団
ジャンル : 学問・文化・芸術