同期会 part II (新年会)

店は割烹の「まつもと」です。大阪の北新地で飲むなんて何年ぶりでしょうか。
今回集まった同期は私を入れて全部で12名です。うち半数が開業していて、他の半数は大学や基幹病院等で責任ある立場で臨床や研究に従事しています。
私の大学の同期生は全部で約120名ですが、驚くべきことにただ一人も訃報の噂を聞きません。私の大学では関連病院が西日本各地にあり、他大学に勤務している人や他国に留学している人もいますが、やはり京都在住の同期生が多いようです。
今回は、大学を卒業してから一度も会わず、24年振りに顔を合わせる同期生が半分を占めました。そのため各自が自身の近況を紹介したのですが、それぞれにドラマがあり、24年の年月の長さを感じさせます。大学や基幹病院にずっと勤務している方もおれば、事業を立ち上げて成功と挫折とを交互に経験するような波乱万丈の人生を送られている方もいます。
昔は京大出の医師というのは大学に残って研究に従事し、教授を目指す人が多かったようですが、勤務医の待遇の悪化(過酷な勤務状況と収入の低下)に伴い、開業に踏み切る医師が増えてきているのは事実です。それでも地方の教授に就任している同期生も増えてきたようです。
大学の各科の医局の現状や病院毎の勤務環境や各開業医の経営状況など、なかなか普段は耳に入ることがない貴重かつ有意義な話を聞くことができました。開業してしまうとどうしても視野が狭くなってしまうものです。このような機会を得られるのは有難いものです。
折角このような会が開かれたので、来年からは本格的な63卒の同窓会を開こうという話になりました。でも各自学会や各科の行事等があるので日取りの設定が大変です。とりあえずは、来年も今日と同様に1月最後の土曜日に集まることにしました。
二次会にも誘われたのですが、一応私は明日大阪ハーフマラソンに出るため、遠慮して帰途につきました。皆仕事や家庭サービス等で忙しいようで、私のようにマラソンに興じている人はいませんでした(滝汗)。
医師の世界というのは極めて狭い世界です。それでもこのような会を通じて絆を深め、生活に潤いと多様性とを与えて楽しんでいきたいと思っています。
(追)集合写真を追加しました。


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